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「眉山」(2007年) |
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★★★☆☆ |
監督:犬童一心 | |
音楽:大島ミチル | |
出演:松嶋菜々子、宮本信子、大沢たかお、夏八木勲、 円城寺あや、金子賢、中原丈雄、永島敏行、本田博太郎ほか |
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上映時間:120分 | |
配給:東宝 |
超粗筋 |
徳島の母が倒れて入院したとの連絡を受け、故郷に帰った主人公。 気丈に振る舞う母だが、余命はわずか。 母と一緒に観れる阿波踊りは今年が最後になるだろう・・・ |
感想 |
これも『解夏』同様に原作小説には及ばない。というかさだまさしの原作が良すぎるだけか。 松嶋菜々子の美しさと宮本信子の流石の演技力と徳島の風景でなんとか仕上がった感じ。 大沢たかおは役損。あまりにペラペラなキャラクターすぎて同情してしまう程。 あと、登場人物全員(地元民っぽい人間も含め)、阿波弁がしっくりこない。こんなんだっけな。。。 しかしこの映画、徳島好きにはたまらない。 大学時代の4年間住んでいただけだが、己の徳島への深い愛を再確認した。 なんといっても、阿波踊りの使い方、切り取り方が巧い。★1個分くらいは阿波踊りボーナス加点。 初夏、夕方になるとどこからともなく聞こえてくる阿波踊りの練習の鐘と笛の音。 あれを聞くといつも「ああ、今年ももうそんな季節かあ」と夏の到来を耳で感じていた。 そんな懐かしい、愛すべき徳島での日々を思い出し、無性に恋しくなる映画だ。 久しぶりに阿波踊り、観に行こうかな。 |