「E.T.」(1982年)
原題:E.T. The Extra-Terrestrial
★★★★★
監督:スティーヴン・スピルバーグ
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:ヘンリー・トーマス、ドリュー・バリモア、ロバート・マクノートン
   ピーター・コヨーテ、ディー・ウォレス、C・トーマス・ハウエルほか
上映時間:115分(オリジナル版)/ 120分(20周年記念特別版)
配給:CIC

超粗筋
地球に置いてけぼりを喰らった宇宙人のE.T.君。
見た目に難ありも、そこは持ち前の超能力と愛嬌でカバー。あっという間に主人公の少年の心をがっつりつかむ。
E.T.君を回収したい大人たちと、宇宙に送り返してあげたい少年たちの戦いが始まった!
・・・果たしてE.T.君は無事にオウチ(宇宙)に帰れるのか?!

感想
“スピルバーグの宇宙への愛と憧れが詰まった傑作!”
映画って観る年齢とか環境、立場によって随分変わるんだなあと実感させられた作品。
子どもの頃は「いい話」程度の感想だったが、午前十時の映画祭のおかげで劇場スクリーンで観れる機会にありつけ、
不覚にも自分自身も驚くほどボロ泣きしてしまった。
主人公たちとE.T.の心の通じ合い、というかE.T.を守ろうと躍起になる子どもたちの真っ直ぐさ、純粋さに涙が止まらず、
終盤は嗚咽嗚咽アンド嗚咽。子どもたちの姿に泣いてしまうのは、自分が失ったものをそこに見るからだろうか。 おじさんになったんだなあ・・・

それと、忘れてはならないのは音楽。もう流石としか言いようのない領域です、ジョン・ウィリアムズ。
E.T.乗せた主人公の自転車が空飛んだ瞬間に流れ出すあの音楽。こちらはブワッと涙腺崩壊。
スピルバーグ自身が子どもだった頃の、宇宙・SFへの憧れとか夢、愛がふんだんに感じられる作品。

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