「グリーンブック」(2019年)
原題:Green Book
★★★★☆
監督:ピーター・ファレリー
音楽:クリス・バワーズ
出演:ヴィゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリ、リンダ・カーデリーニほか
上映時間:130分
配給:ギャガ

超粗筋
舞台は黒人差別が蔓延する1960年代のアメリカ。
黒人ピアニスト ドン・シャーリーは自らのコンサートツアーの運転手兼用心棒として、
腕っぷし十分、でも心根はやさしい男トニーを雇う。はじめはお互いを全く理解しあえない二人だったのだが・・・

感想
“優しくも強く胸を打つ美しいヒューマンドラマ”
「いやあ・・・映画っていいなあ」としみじみ思わせてくる美しい映画だった。
心に沁みわたり、やさしくも強く胸を打つ。しかも実話というから殊更感動する。
とにかく主役二人が素晴らしい。マハーシャラ・アリ(ドン・シャーリー役)は『ムーンライト』でその演技力は承知済み。
ヴィゴ・モーテンセン(トニー役)は初見の俳優だったが、最高にぴったりな、まさしく“トニー”だった。
アカデミー賞で作品賞取ったのも助演賞取ったのも納得。『ボヘミアン・ラプソディ』のラミ・マレックがチートすぎたから
逃したものの、主演男優賞も十分あり得たレベル。
映画好きには絶対観てほしい作品。

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