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「ジョジョ・ラビット」(2020年) |
原題:Jojo Rabbit |
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★★★★★ |
監督:タイカ・ワイティティ | |
音楽:マイケル・ジアッチーノ | |
出演:ローマン・グリフィン・デイヴィス、トーマシン・マッケンジー、スカーレット・ヨハンソン、 タイカ・ワイティティ、サム・ロックウェル、レベル・ウィルソン、アーチー・イェーツほか |
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上映時間:108分 | |
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン |
超粗筋 |
第二次世界大戦中のドイツ。ナチスを盲信する気弱ないじめられっ子ジョジョ少年。 ある日、母親が自宅の屋根裏にユダヤ人の少女を匿っているのを発見してしまう。 少女との交流を通じてジョジョは“世界”を知っていく・・・。 |
感想 |
2020年始まって早々だが、今年のナンバーワン当確を出してもいいレベルの傑作。 子どもの目線を通して戦争の残酷さ、罪深さを時にはユーモラスに時には哀しく描き出す。 ストーリー、キャスト、音楽、演出・・・それらすべてが最高に愛すべき映画。 特にキャストに関しては主人公ジョジョ少年を完璧以上に演じたローマン・グリフィン・デイヴィスを筆頭に、 絶妙な薄幸綺麗顔ヒロインのトーマシン・マッケンジー、強く美しい母親スカーレット・ヨハンソン、 まさかの自分も出ちゃう(しかもヒトラーのモノマネ)タイカ・ワイティティ、泣かせてくれるサム・ロックウェル。 あと忘れてはいけないのはジョジョの親友で癒し系ぽっちゃりのヨーキーを演じたアーチー・イェーツ。 みんながみんな、ヒーローだ。誰一人欠いたらこの素晴らしい映画は実現していなかったかもしれない。 この映画を観終わった後に全身を包み込む多幸感。その最高のアシストが、この映画を象徴し、集大成ともいえるラストだ。 こんなに素敵で、幸せを感じる、嬉しくて涙が止まらない、スクリーンに向けてありがとうと叫びたくなるラストは初めて。 タイカ・ワイティティ監督の才能に脱帽。間違いなく今後の映画界を引っ張っていってくれる映画監督の1人だ。 |
受賞 |